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風邪の秘密

こんにちは、講師の山崎です。

11月に入り秋の到来かと思った矢先、急に寒くなり冬のような寒さの毎日ですね。とても風邪が流行っていますが、皆さんは大丈夫でしょうか?


さて、きょうはそんな風邪についてのお話です。

黄のベ○ザや銀のベ○ザに代表されるような「鼻風邪と喉風邪」。これらを難しい言葉で普通感冒といいます。

また、受験生の大敵「インフルエンザ」。これは同様に流行性感冒といいます。
この2つが代表的な「風邪」なのです。

「普通感冒」は90%以上がウイルスによるものです。

代表例としてライノウイルス(鼻風邪)とアデノウイルス(喉風邪)があり、種類はなんと100~200種類以上あるとも。

一方の「流行性感冒」。A型(ヒト・トリ・ブタ・ウマ)、B型(ヒト)、C型(ヒト、ブタ)があり、2・3年で遺伝子変異が起きてしまう。だから何度もインフルエンザに罹ってしまうのです。

私たち人間が薬を飲み、免疫をつくったところで風邪をひいてしまうのは向こうの種類が多すぎるから。

また免疫があったとしても疲れ気味で体が弱っているときは同時に免疫力も低下しているためウイルスにやられてしまうことも。


薬にしても、数百種に対してひとつひとつ効く薬をつくっていたらそれこそきりがなく、消費者側も選別が大変です。


したがってどんな種類の風邪に対しても有効性のある特効薬を開発すればノーベル賞といわれているわけです。 

しかし抗ウイルス薬が開発された今となっては、風邪の特効薬も夢物語ではないかもしれませんね。

[2012-11-12]