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武蔵浦和校 からのお知らせ:

新中学生の皆さんへ その2!


前回は国語についてお話ししましたが、今回は残りの4教科についてやり方をお話ししたいと思います!

<数学>
数学だけではないですが、よくある勉強方法の間違いとして「ただ暗記すれば良い」というものがあります。確かに、最終的には暗記になるもの(公式とか単語とか)は多いですが、そのためには「理解する」というプロセスが重要になります。算数は最悪「問:三角形の面積の求め方は?」-「答:(底辺)×(高さ)÷2」のような暗記でもそれなりには点数は取れたと思いますが、数学はそれでは足りません。なぜなら、小学校の算数とは違い中学校はある程度の本質的な理解を求めてくるからです。例えば、「問:0.2x+5x+9を解け」という問題があったとします。この問いは「答:5.2x+9」ですが、等式の性質が不十分であると答えが「52x+90」となってしまいます。これは、式のの性質を理解していないがために方程式と同じように解けばいいと思い込んでしまっているから起きてしまう間違いです。
では、理解するためにはどうするかというとひたすら問題を解けばいいのです。そこで間違えたものは理解できていないかもしれないので教科書やワークで確認して、改めて解く……を繰り返すと自然とその内容についての理解は深まっていきます。では、次に計算と図形に分けてお伝えしていきます。
計算はとにかく途中式を面倒臭いと思わずに書くことです。算数や数学が苦手な人はかなりの確率で途中式を面倒に思って書かないで間違えています。ですが、途中式を書かせるとだいたい正解を導いています。なので、途中式はしっかり書きましょう。また、文章問題も似たようなもので、図を描いて考えていきます。そうすることで理解も深まるはずです。
図形は図が与えられている場合は図に分かっていることを描き込んでいくことが図形攻略のキーワードです。図がなければ自分で図を考えていきます。特に図形が苦手な人はイメージでその図を見てしまいがちです。より視覚化して分かりやすい形にしていくこと、これが図形を理解する上で重要です。

<英語>
英語は、まずは単語を覚えていきましょう。英語の勉強は「単語に始まって単語に終わる」といっても過言ではないほどです。単語はまずは教科書の裏の索引のページを用います。
よく単語帳を購入して勉強する方もいらっしゃいますが、その中には時々高校生で習うようなものも含まれていたりします。なので、最初は教科書の単語をマスターしましょう。そして、そのあとまだ足りないようなら単語帳を購入して勉強しましょう。
また、単語を勉強するときにただ見ているだけという人がいますが、見ているだけなら手も動かして書いて覚えてください。発音もしながらであると理想的です。
次に文法についてです。文法は数学の問題と同じでとにかく書いていきます。そうすることで文法を理解して覚えることができます。例えば、1年生の最初はbe動詞と一般動詞を行います。
be動詞は"I am a student."(私は学生です。)のような文、一般動詞は"I play the guitar."(私はギターを弾く。)のような文で使われています。
この2つの場合、その違いを理解しているかが重要です。be動詞と一般動詞では、be動詞は主語と後ろがイコールの関係、一般動詞はそれが成り立たないときに用いる、といった具合です。
また、文法問題では訳し方があります。それは「①主語を見つけて、②塊に気を付けながら後ろから訳す」というものです。

<理科>
理科は、仕組みを考えていくことがとても重要であり、理解することへの近道です。例えば、植物には師管と道管があります。前者は葉などで作られた養分などを運ぶ管で後者は根から吸収した水分をメインとして運びます。
そのため、どちらが内側を通るかを問われた場合なら、「植物は水と栄養、とちらが必ず必要か」を考えていきます。この答えは水が一番重要なので、道管が内側にくるが正解です。
ここでは、「植物が生きていくには水は必要不可欠、だから栄養を運ぶ師管は外側で、切られても生きていけるように道管が内側だ」という考え方をしています。
そのためには、普段から周囲に目を向けて考える習慣が大切です。また、理科は計算問題がなかなか厄介であったり難しかったりします。計算に関しては問題に触れる機会を増やしていくことで理解がより深まります。こちらも数学同様、公式を覚えるのではなく、理解して使いこなすことができるを目標に取り組んでみてください。

<社会>
社会は、1・2年生は地理と歴史、3年生はほとんどが歴史と公民を行います。
地理分野は歴史分野と違い、得意/不得意が顕著に出る分野です。そのためにこの分野は一つひとつの理解が重要になってきます。そのため、地理はその土地がどういう土地かに着目して考えていきます。例えば、アメリカは国土面積が広いわりに人口の分布にばらつきがあるので、大規模農業ができるというような感じです。また、作物と気候の関係なども地理を学習する上ではかなり重要な要素になるので、しっかりと理解していくようにしてください。
歴史分野はよく単語のみを覚えたり、語呂合わせでごり押しをしたり、年代暗記でやった気になってテストでは取れないという人が多くいます。この分野は覚えるべきは時代背景と登場人物を最低限押さえて、流れをつかんでいくイメージです。
簡単なイメージですが、2年生の夏休みの宿題でやった絵日記を6年生の今読み返しているというようなものです。そのため、そこには因果関係というものがわかりやすい形で働いています。その因果関係をつかめるか、それが歴史を得意になる秘訣です!
公民分野(新中学生の皆さんには2年半後なのであまり関係のない話ではありますが)はざっくりいえば、身の回りの物を非常に分かりにくい語で言い表した、というような分野です。
ここでは語句を抑えることはもちろんのこと、身の回りに興味がないと非常に難しく感じる分野でもあります。そのため、地理分野などでも言えますが普段からニュースや新聞などで情報を収集するように心がけましょう。

<最後に>
ここまで閲覧してくださりありがとうございました。ここまでをまとめると、

国語:読解は場面分け・記号化、漢字は練習、全体として本をたくさん読むこと
数学:計算は途中式を書く・図形は分かっていることを書き込んでいく
英語:単語は単語練習で教科書レベルをまずはマスター、文法はほかの文法と違うところの理解
理科:仕組みを考える・計算は数学と同じく理解して使いこなす
社会:地理は一つ一つの理解、歴史は出来事の因果関係をつかむ、公民は身の回りに興味を持つ、全体としてニュースや新聞から情報を集める
全部の教科:「理解して」から「暗記」!間違えてもそれを次ににたような問題で間違えないようにするためにどう活かすかを考える!


[2019-03-31]