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decision fatigueに打ち勝とう

受験シーズン真っ只中ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日は”decision fatigue”、日本語で言う「意思決定疲労」についてお話ししたいと思います。
decision fatigueとは、人が意思決定をする際に脳に蓄積されていく疲労のことを言います。疲労の大小はあれど、どんな判断・決断に関しても、生じるものだとされています。
この理論は営業の場面などで多く用いられています。たとえば、自動車を購入する際に様々なオプションがあると思いますが、追加オプションは勿論料金がかかります。営業をするお店側の方は少しでも多くの追加料金を得たいと考えるのが普通ですね。そこで、彼らは何十種類もの項目を用意し、後ろの項目にいけばいくほど高額なオプションになるようにしています。最初は「結構です」と断ることのできていたお客さんも、いくつもの項目について判断を迫られ、decision fatigueが蓄積されていくと、最後は判断力が鈍り、高額のオプションを了承・追加してしまうことになるのです。
このdecision fatigueは受験においても大きな弊害になります。試験中に数えきれないほどの判断を迫られ、その結果疲労が蓄積されていくのは言うまでもありません。問題は、試験中の判断を少しでも良質なものにするために、試験が開始するまでにどれだけdecision fatigueを蓄積せずにいられるかということです。試験当日の朝起きた瞬間から、できるだけ意思決定をしないように意識してみてください。前日までに分単位で朝の行動順序を決めておくとか、事前に学校まで実際に足を運んで行き方を確認しておくとか、直前期の今でもできることが多いです。
受験生以外の皆様も、decision fatigueの知識は、何か大事な予定がある時に大いに役立ちますので、是非日頃から心がけてみてください。

受験は最後は自信のある人が制す世界です。今日までの自分の努力に誇りを持って、試験本番楽しんできてください。

[2024-02-17]

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