大船校 からのお知らせ:
台風12号
こんにちは。岳山です。
台風12号がいよいよ接近してきましたね。雨風強くなって、校舎の入り口も雨が吹きつけています。被害は出ていないでしょうか?学校などは避難場所として開放しているので危険を感じた場合は早めに避難してください。
ところで、今回の台風12号、変わった台風として注目を浴びていますがどう変わっているのでしょうか?
そもそも、台風は日本のかなり南の海上で温帯低気圧が強くなってできます。暖かい海で上昇気流が発生し、どんどん強くなっていきます。それが、貿易風やコリオリの力によって北へ流され日本に接近します。そして、毎度毎度沖縄から本州を綺麗に襲っていくのは、太平洋高気圧の外側に沿って進むからです。いくら強い台風といえど、高気圧の中を突っ切っていくことはできず、高気圧の外側を迂回した結果、日本列島の上に来てしまうわけです。
しかし、今回は小笠原諸島のほうから来ました。これは、大陸上空にある高気圧がいつもより強く、太平洋高気圧を避けて西側に避けきれず北上したためです。その後、小笠原諸島周辺にある寒冷渦という寒気の反時計回りに巻き込まれ進路を西に変更し、日本に突っ込んできたのです。
今回の台風はこのように変わっていてデータがない分、警戒すべきなのです。去年も一回転して戻ってくる台風がありましたし、台風も環境とともに変わってきているようです。これからは、地震と同様に準備をしたほうがよさそうです。
[2018-07-28]