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身の回りにあるものの歴史を感じてみよう

こんにちは。カレンダーももうすぐ残り2枚を残すのみとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

突然ですが、普段何気なく見ている「カレンダー」は、いつ、だれが作ったのでしょうか。

我々が一般的に見ているカレンダーといえば、「1年は365日、1月(つき)30日の中に7日間の区切りがあって、土日は休み!」というものですよね。当たり前のことのように思えますが、この仕組みは地球が生まれた時にはもちろんなく、人間が生活を便利にするために発明したものでした。

「1年が365日で出来ている」ということを発見したのは、古代4大文明に数えられている古代エジプト文明の人々です。

古代エジプトでは、世界で最も長いことで知られるナイル川が毎年決まった時期に氾濫し、人々が住んでいた土地や耕していた畑を氾濫した河川が覆います。そのおかげで毎年川が運んだ肥沃な土で農業することができ、ギリシアの歴史家ヘロドトスの「エジプトはナイルの賜物(たまもの)」という言葉を言わしめるまで、エジプトは豊かな生活を送っていたとされています。
しかし、普段生活していた土地が洪水に飲み込まれてしまうので、毎年大体決まった時期に氾濫するとはいえ、「川がいつ氾濫するのか?」ということを具体的に知らなければ不便ですよね。

そこで、古代エジプト人は星の動きを読んでナイル川の氾濫開始時期のおおよその目安を付けていました。そこで発見したのが、「ある1つの星が、太陽が365回落ちて昇ることを繰り返すと空の同じ場所に戻ってくる」という事実です。
これが、「1年が365日である」ということを発見した瞬間でした。

この事実をもとに、古代エジプトでは1年を365日とし、1か月は30日、それを12回繰り返して(30日×12=360日)、1年の最後に祝日として5日をつけ足して1年のカレンダーにしていました。このカレンダーはのちにローマの英雄、カエサルという人物によって手を加えられ、現在使われている形式へと変わっていきます。

現在何気なく使っているカレンダーが、今から約5000年も前にその原型が作られていたと思うと、歴史のロマンを感じますね!
歴史の勉強も、ただ暗記するだけでなく、なぜ?どうして?詳しくしりたい!と考えてみるだけで、教科書の中の単調な文章が生きた知識に変わるでしょう。


10月29日(金)30日(土)はお休みです。お間違えのないよう、ご注意ください。
11月1日(月)から通常授業となります。




[2021-10-28]

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