大船校 からのお知らせ:
なぜ歴史を勉強するの?
いよいよ寒くなってきましたね。体調を崩さないよう気を付けていきたいですね。
みなさん、歴史の勉強は好きですか?
日本史が好きな人は多いかもしれません。しかし、テレビで見たことはあるけれど、行ったこともないし見たこともない、自分に関係ない外国の地域(それも何百年も前!)の出来事を、なぜ勉強しているのかわからない!と思っている方も多いのではないでしょうか。
今回は「なぜ歴史を学ぶのか」というテーマでお話しようと思います。
歴史を学ぶ意義を知るために最もよい例は、世界史上最も大規模で多くの地域に甚大な被害をもたらした第2次世界大戦の、ドイツの例です。
ご存知の方も多いように、ドイツナチ党の党首となったアドルフ・ヒトラーはユダヤ教を信仰する人々に対して迫害を始め、ユダヤ人の多くはその迫害により、その命を落としました。
ユダヤ人が差別された理由は、優生主義と呼ばれる、人を血統などで区別(差別)する考え方です。ヒトラーはドイツやその周辺に住むユダヤ人を「ユダヤの血が流れているから」という理由で迫害しました。
歴史を知らなければ、このような歴史は繰り返されるかもしれません。
他人事のように思っているあなた、もし明日から「日本に住んでいる者は例外なく差別します」と言われたら、どうでしょうか。今まで普通に暮らしていたのに、怖いですよね。
このような理不尽な差別をなくし、平和な世界を目指すために、我々は歴史を勉強しなければなりません。
なぜ歴史を勉強するのか、その意義が分かると、授業で学んだ知識は私たちの生活をもっと豊かにしてくれるカギとなるでしょう。
[2021-11-18]