大船校 からのお知らせ:
理科系の作文技術
タイトルは、最近私が読んでいる本の題名です。1991年に中公新書から発売された本作は、現在もなお増刷続きで、社会人や学生を中心に読まれ続けています。
要するに、文章を書く時何に気をつければいいのか、ということを解説してくれる本なのですが、まさしく学生の皆さんが頭を抱えていることではないでしょうか。国語は言うまでもなく、あらゆる教科の記述問題や、先生に提出しなければならないプリント、レポート、作文の数々。「何を書いていいかわからない」「どのように書けばいいのかわからない」という悩みは尽きません。
この本は、皆さんのそんな悩みに答えてくれます。本書の中で、個人的に目から鱗だったのは、「誰に向けての文章なのか考える」こと、そして「余計な表現を極限までそぎ落とし、シンプルな文章にする」ことの大切さでした。私自身、ついつい余計なことを書きすぎてしまうので(笑)こういったシンプルさや純粋さは必要かもしれません。 試験や提出物に書く文章は、可能な限りシンプルなものにすることを心がけてみて下さい。採点者の様な、あなたのことを全く知らないような人でも、だれが読んでもわかる平易な表現を用いることが大切です。もし興味があれば、この本を手に取って読んでみて下さいね。
理科系の作文技術|新書|中央公論新社 (chuko.co.jp)
[2021-11-26]