大宮東口校 からのお知らせ:
模試の復習方法について
皆さん。こんにちは。個別指導塾ノーバス大宮東口校専任講師の笠木です。中学3年生の皆さんは、9/6(日)に今年度初めての会場受験での北辰テストが行われました。ベストを出せた人もそうでなかった人も、今回の経験をどう生かしていくかで、今後の学習への向き合い方や取り組み方も変わっていくかと思います。そこで、今回は模擬試験後の復習の仕方について紹介したいと思います。
(※大学受験生や高校生の皆さんも参考になると思いますので、模擬試験の振り返りを徹底的に取り組んで、日々の学習に+αしていくと良いです。)
<模試後>
まずは、1週間以内に解き直しをしましょう!
1週間を超えると、日々の課題に追われて模試のことなど綺麗さっぱり忘れます。なので「期限」を「1週間」に設定して、この期限を超えたら「もう2度と模試の復習はできない」と心得てください。
模試の復習はそんな1〜2時間で終わらせるのではなく、時間をかけてじっくり行いましょう。次に「具体的な復習方法」です。4ステップで復習していきます。
①できなかった問題に印をする
②解説を読んで理解する
③解き直す
④弱点単元の克服
①できなかった問題に印をする
模試の中で間違えた問題の問題番号に印をしていきます。目立つ「蛍光ペン」で塗っていくのがオススメです。
「解答用紙が回収されているので印できない...」という場合は
・わからなかった問題
・あっているか微妙な問題
・記憶している中で間違えた問題
に塗っていけばOKです。この「印」を元に復習していきましょう。
②解説を読んで理解する
いきなり「自力でもう一度解く!」ということはしません。印をした問題の解説をじっくり読んでいきます。忘れてはいけないのは、「理解する▶︎練習する」という段階があるということです。
焦らずじっくり解説を熟読して、
・答えはどうなるのか?
・なぜそうなるのか?
・どうやって解くのか?
を確実に理解してください。ここを疎かにすると次の解き直しがスムーズにいきません。自分が納得いくまで理解に努めることが最も重要です。
③解き直す
目標は、「模試で間違えた問題がすべてできるようになること」です。はじめに自分が決めた時間の中で問題演習を繰り返しましょう。どんな勉強よりも模試の復習は重要です。間違えた問題を練習することで成績・偏差値が上がっていくからです。
「印」の間違えた問題を読む→答えを考える→自力で解く→あっているかを確認する
この地道な繰り返しです。これが「模試を活用する」ということです。模試が終わってから「使い倒す」のが「正しい模試の使い方」です。
④弱点単元の克服
ここからがさらに重要です。
・できなかった単元をあぶり出す
・類題を練習する
・弱点克服
「模試で間違えた問題と、別教材で似た問題を探して練習する」という流れです。これにより、間違えた問題がよりできるようになり、定着度も格段に上がります。これが弱点克服です。
・前より上がっている...解き直しできている
・前と同じ...解き直しが甘い
・前より下がっている...解き直しができていない
という判断基準です。
まとめ
【模試後】
1週間以内に解き直しをする
【模試の復習方法】
①できなかった問題に印をする
②解説を読んで理解する
③解き直す
④弱点単元の克服
長時間の模試を受けたのに結果を見ておしまい。特に間違えた問題の復習をせずに成績表をみて一喜一憂しておわり。ただ「偏差値が良かった、悪かった」でおわることだけが模試を受ける目的ではありません。模試は終わってからが勝負です。模試の活用方法を変えるだけで、偏差値や学力を爆発的に上げることもできます。
皆さん、ぜひ参考にして実践しながら力をつけていきましょう!
[2020-10-20]