大宮東口校 からのお知らせ:
周りと差をつける期末試験対策勉強のコツ
皆さん、こんにちは!ノーバス大宮東口校専任講師の笠木です。季節は秋になり、寒い時期になってきました。皆さん、この時期は体調を崩しやすいので体調管理もしっかり勉強と同等に大切にしていきましょう。
皆さんは期末試験の対策勉強、どのようにやっていますか? 中間試験に比べると出題範囲も広く、主要科目以外にも受験に必要ない科目まで問われることになります。何から手をつけて良いのかわからない、できることなら効率よくこなして結果を出したい……。今回は、周りと差をつける期末試験対策法をお伝えします。
1:優先順位をつける
すべての科目を満遍なくこなすことは容易ではありませんし、得策とは思えません。そこでまず重要なのが、勉強する科目に優先順位をつけるということです。
ただしこれは、決して“捨てる科目を作る”ということではありません。科目ごとに勉強にかける時間に差をつけるのです。「不得意科目を伸ばしたい」「得意科目を伸ばしたい」などに合わせた計画が必要になります。
中学生の皆さんだけでなく、高校生の皆さんも、苦手科目を伸ばす方に力を入れましょう。なぜなら、今のうちから科目を制限することで、進路選択の幅を狭めてしまうのは非常にもったいないことだからです。後になって後悔することのないように、苦手科目にも時間を割くようにしましょう。
2:目標を掲げ、スケジュールを立てる
優先順位を決めたら、次に期末試験の2週間前から本番までのスケジュールを立てます。そこで大事なのが、どの日にどの科目をどれだけやるのかを具体的に決めることです。
試験範囲が発表されるまでは予定が立てにくいかもしれません。しかし、問題集を何ページ解かなければいけないのか、教科書は何ページ分暗記しないといけないのか、といったことはおおよそ把握できるはずです。それらを何日かけて解くのか、何周するのかをあらかじめ決めておく良いでしょう。すると、試験当日までに出題範囲の問題が解き終わらなかった……といった失敗も回避できます。
もちろん、必ずしも計画通りに進むとは限りません。予想以上に早く終わったり、あるいは時間がかかってしまったりした場合には、臨機応変にプランを変更していきましょう。さらに試験の日程が発表されたら、最終日の科目はちょっと後回しにするなど微調整をしましょう。スケジュールを立てるにあたっては、時間軸のついた「勉強日記」を活用したり、学習が終わった後には「ぬり絵勉強法」を活用したりして、勉強内容を記録するといいでしょう。
3:時間を制限しながら勉強する
タイマーを使って勉強時間を制限し、自分に負荷をかけながら勉強することによって集中力が高められ、それが勉強の効率を上げることにつながります。
例えば、数学の問題集を解く時間を2時間で設定しているとします。ただし、休憩なしで2時間勉強し続けても効率が落ちてしまうので、勉強時間を25分なり30分なり自分で小さな区切りとして設定し、タイマーをセットした上で勉強を開始しましょう。1クールが終わるごとに3分もしくは5分の休憩を必ず挟むこと!休憩時間にはおやつを食べたり、スマートフォンを見たりするなど、勉強時間には制限していて、できなかったことをしてもOKです。頑張った先に褒美があれば、あらかじめ決められた制限時間内でより集中することができます。
振り返り:期末試験が終わったらするべきこと
期末試験が終われば、お待ちかねの長期休み。試験で良い結果が出た人もそうでない人も、ここで挽回および飛躍のチャンスが待っています。
まずやらなければいけないのは、返却された期末試験の間違い直しをすることです。試験の結果に一喜一憂するのではなく、現段階で理解できている箇所とそうでない箇所を把握し、次につながる勉強をしましょう。
次にやるべきことは勉強の仕方の振り返りです。
漫画を読んでしまった/スマートフォンをいじる時間を取りすぎてしまった/思わず友達と遊んでしまった/音楽を聴きながらやってみたら集中力が増した/教科書を眺めるだけじゃなくて蛍光ペンを入れながら読んでみたら、理解できないポイントが大幅に減った/午後よりも午前中に問題を解くようにしたら効率よく勉強できた など
「今回はなぜ失敗してしまったのか」あるいは「どうして成功できたのか」の要因を探ってみましょう。改善できるポイントは改善し、良かったポイントは継続することで、次回の定期テストではより効率的に勉強を進められます。
勉強において最も大切なことは、学校で学ぶ基礎・基本事項の理解と定着(人に説明できるレベルまでの完成度)です。日頃の積み重ねが、そのまま結果に直結します。
皆さん!決してテスト前日まで諦めずに、1点でも多くもぎ取ってやる気持ちでテスト勉強に励んでいってください!しっかり正しく対策をした分だけ自分に「成果」として必ず返ってきます。他人と比較せず、「己」との闘いに打ち勝ちましょう!
[2020-11-07]