大宮東口校 からのお知らせ:
勉強の仕方の基本!効率的な学習方法とは? Vol.1
勉強の仕方には基本がある
「他の人より勉強しているはずなのに、なかなか成績が伸びない…」
「どんな勉強法が効率がいいの?」
そのような悩みを抱えていることはよくあります。勉強のやり方には基本があります。基本を守らずにやみくもに多くの時間を勉強しても、成績は伸びません。勉強の仕方の基本を知ってそれを実践すれば、勉強の質が上がり、成績も上がるはず!今回は勉強のやり方の基本を紹介します。
「そもそも勉強は質と量の両輪で進む」
「勉強は質より量」
「勉強は量より質」
勉強においては量も質もどちらも大切です。まずはこれを肝に銘じてください。ここでは、ちょっとの努力で東大に楽々合格できるような天才の話をするのではありません。質だけを重視した勉強、量だけを重視した勉強ではほとんどの人が思うように成績が伸びないはずです。
ここでいう「勉強の質」とは、自分のした勉強がどれだけ身につくかということです。勉強した分だけ力がつく、そんな勉強を目指したいですよね。では、そのためにはいったいどういう勉強をしたらいいのでしょうか?それをこれから具体的に紹介していきましょう!
【勉強の基本①:勉強への向き合い方編】
勉強の初めの一歩は「暗記」から
まず初めに強調したいのは、勉強の第一歩は「暗記」からということです。どの科目にも、一番基本になるようなルールがあります。英語や古典なら単語と文法、数学なら教科書に載っている定理がそれです。これらの事項は完全に理解して、使いこなせるようにするべきです。
そして、完全に理解して使いこなせるようになるには、まずは「暗記」が必要になるということなのです。勉強においては、知っている人と知らない人、この差がとても大きいのです。これは上にも挙げたように、暗記科目ではないと思われがちな数学などの理系の科目も例外ではありません。
問題を解くのは基本の確認
問題を解くことは、自分がその基本事項を使いこなせるか確認することだと考えます。なぜならば、すべての問題は基本事項から出来ているからです。
つまり原理的には、基本事項が完璧ならばどんな問題も解けるということでもあるのです。現実的にはそんなことは滅多にありませんが、基本ができていれば多くの問題で答えへの道筋が見えてきます。
逆に基本事項が完全に身についていないまま勉強しても勉強の質は上がりませんし、問題を解く際、解く糸口さえも見えてこないということになってしまいます。
自分の解き方が何に基づいているのかが曖昧なままなんとなく問題を解いていても、他の問題への応用ができません。
出会った問題のすべてが目新しく見えて、その都度解法を一から考えてしまう人は、この傾向があります。
逆に、自分の解き方が何に基づいているのか分かっている人は、似た問題に出会ったときに気づきやすくなります。問題の基礎になっている事柄、問題の本質が見えやすくなっているわけです。
問題を解いていて分からなくなる時は誰にでもあると思いますが、実はその原因としては問題を解くのに必要な基本の知識が抜けていることが多いことが挙げられます。分からなくなったら、いったん基本にまで立ち返る勇気を持ちましょう。
では次に、具体的にはどう勉強すればいいのか紹介します。とはいっても残念なことに暗記は暗記ですから。ひたすら覚えるしかありません。
ここは辛いところかもしれませんが、先へ進むためには必要な過程ですから、ここで努力を惜しまないでください。基本事項の暗記は時間がかかってもやりましょう。
暗記はやった時間ではなく繰り返した回数とやる頻度
それでは暗記のコツについてここで紹介します。皆さんのなかで暗記をするとき、単語帳などとひたすらにらめっこしているようなひとはいませんか?実はそのような暗記法は効率的とは言えません。皆さんはエビングハウスの忘却曲線というのを知っていますか?
エビングハウスの忘却曲線によると、人間は20分後には記憶の42%を忘れ、一時間後には56%忘れ、さらに一日後には74%忘れると言われています。一度完璧に覚えたとしても、繰り返し確認しなければどんどん記憶は消えていってしまうのです。
これを踏まえると、暗記は一度に一気に覚えようとするよりも、何度も繰り返し確認したほうがいいと言えるでしょう。頻度については、もちろん頻繁にやるほどいいです。ですが時間の問題もありますし、完璧に覚えているのに完璧に覚えているのに何回も確認する必要はありませんから、初めのうちは一週間後、覚えてきたら二週間後など、再確認までの期間をだんだん長めにしていくのがいいでしょう。
おすすめのアイテムはオレンジペンと赤シートです。赤シートなら手軽に何度も確認ができますし、オレンジペンなど赤シートで色が消えるペンを使ってノートにまとめなおすと、その過程で知識が整理されて一石二鳥です。
気づかないうちに抜けている知識も結構あるものです。その抜けた知識が模試や試験で落とし穴になることも少なくありません。
暗記したことが体に染みついてきたと思っても、基本の確認を甘く見ずに、確認はやりましょう。自分で結構覚えている自身があるなら、模試や試験前に確認するくらいでちょうどいいかもしれません。
[2021-01-14]