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~埼玉の高校受験の仕組み~ 塾長の小言 第9話


こんにちは、塾長の小林です。
夏のような天気の日もあれば、梅雨を感じさせる雨の日もあり、寒暖差に体調を崩す生徒も少なくありません。体調管理にも気をつけましょう!

今日は中3生向けに、埼玉県の公立高校受験の仕組みについてお話してみようと思います。

埼玉県立高校入試は、2月下旬に行われます。
ただし、合否判定は少し基準を変えた第1次選抜と第2次選抜の2段階で行うことになっています。

学区による受験校の縛りはなく、県内のどこからでもすべての県立高校に志願できるので選択肢は多いですが、チャンスは一度しかないので、よく考えて受験校を選ぶことが必要です。
気をつけてほしいのは、調査書には3年間の学習の記録などが記載され、重要な合否判定資料となります。
その為、「中3になってから頑張る」のではなく、
1・2年生のうちからしっかり勉強することが必要です!

【選抜方法】
学力検査と調査書の得点を、学校ごとに決められた配点比率によって計算した総合成績で合格が決まります。
学校によっては、面接や実技検査などを行う場合もあるよ。

学力検査について
実施教科:国語・数学・英語・社会・理科

共通問題の英語・数学は基礎~標準の問題で、決して簡単ではないが難易度は抑えられています。
その代わりに一部のトップ校では英語・数学で応用問題を含み難易度の高い学校選択問題が採用されます。
上位校の志願者は難易度の高い問題に対処する準備をしておきましょう。

※理数科、外国語科、人文科、国際文化科等では傾斜配点となります。

【調査書】
埼玉県立高校入試では3年間の各学年の9教科の評定が利用されます。
1年のうちから高校受験を意識して、毎回の定期テストはしっかりと準備することが必要です。

①学習の記録
いわゆる内申点のことです。
各学年の9教科の成績を5段階評価した45点満点の評定合計を使用し、学校ごとに決められた各学年の比率で計算します。
「1年:2年:3年=1:1:2」「1年:2年:3年=1:1:3」など、中3の成績を2倍や3倍にする学校が多くあります。
学校によって比率は違うので事前に前年度の者を参考に調べておきましょう。

②特別活動等の記録
学級活動、生徒会活動、部活動、学校行事などの実績や取り組みが記述されています。
各学校が決めた内容で点数化されます。点数化の基準などは非公表です。


③その他の項目
選択教科の学習の記録、特技、検定などの資格取得、ボランティア活動、出欠状況などの記録。
各学校が決めた項目を評価します。

【実技】
実施教科/芸術系・体育系

【面接】
学校によって実施されるところもあります。

【選択問題について】
埼玉県の公立高校で学校選択問題は要注意です!
年々難化しています。

埼玉県立入試問題は、一部の上位校では英語と数学で難易度の高い「学校選択問題」が採用されるため、基礎から応用まで確実に身につけることが大切です。
学校の進度に合わせての学習カリキュラムだと、選択問題対策の演習に遅れが生じてしまいます。
土台となる基礎力をしっかりと身につけ、秋ごろから専用の教材を利用し、実践的な埼玉県立入試対策に取り組んでいくのが効果的です。
本番の内容に近い問題に挑戦していくため、学校選択問題にもしっかり対策することができます。

では、勉強の計画や、何をどれだけやればいいのかわからないという生徒さん!
そこは、ノーバスの講師陣にお任せください!
生徒さんそれぞれに合った学習計画を立て、授業・宿題・復習テストのサイクルで成績向上をさせていきます。

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講師一同お待ちしております!

[2021-05-27]

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