大宮東口校 からのお知らせ:
集中力UP!時間管理術ポモドーロテクニックとは?
時間を上手に使いながら常に集中力を持続した状態で勉強したい・・・
誰しもが思うと思います。単なる理想にとどまらず、「ポモドーロテクニック」という時間管理術を実践することで時間効率もよくなり、集中力もアップします。今回はポモドーロテクニックと実践方法について紹介します。
■ポモドーロテクニックとは?
一言で説明すると、「25分+5分」の時間管理術の事をポモドーロテクニックと言います。
「25分+5分?」と思われる方が多いと思います。簡単にまとめると、「仕事や勉強等を25分続け、その後で5分の休憩を取ります。これを1ポモドーロとし、最大で4回繰り返すという手法です。
ポモドーロという言葉は、イタリア語で「トマト」という意味だそうです。ポモドーロテクニックを生み出したイタリアの大学生が、トマトの形をしたキッチンタイマーを使っていた事が由来でこのように名付けられました。
■実践方法
では、実際にどのように勉強に活かしていけば良いのか?実践方法を紹介します。
〇25分間で何を勉強するのかを決める
例)
・参考書を〇ページから△ページまでやる
・現代文の演習を~問解く
・英単語の見開きページを全て覚える
等と、25分間で集中してやるべき事を決めます。「この内容を25分間で集中して終わらせたいな」
「一時間位はかかりそうな内容だから、2ポモドーロ(約50分間)で終わらせたいな」
等、自分で指標を決めて構いません。
最初は時間配分が窮屈にならないように、余裕を持った計画を立てましょう。
■タイマーセット+鳴り終わるまで、決めた勉強をひたすら取り組む
①25分間は必ず厳守です。タイマーを25分にセットし、25分のタイマーが鳴り終わるまで自分で決めた勉強をひたすらこなしていきます。25分のタイマーが鳴ったらそこで勉強は強制終了です。
②一旦勉強モードから離れ、5分間しっかりと休憩時間を取りましょう。休憩時間は勉強のことから完全に離れて、脳や目を休ませることに時間を使ってください。椅子から立ち、軽くストレッチしたり、飲み物を飲んだり、脳を何も使わないで出来る休憩を自分で実践します。
③5分休憩後は、再び25分タイマーセットをし、勉強を開始します。先ほど1ポモドーロで終わらなかった続きでも良いですし、新たに決めた問題演習でも大丈夫です。
④これを4ポモドーロ(休憩時間を含めて120分)繰り返し、最後の4ポモドーロの休憩時間は5分ではなく30分間しっかりと取ります。※この30分も、「5分休憩だけでいけそう!」と思ったとしても必ず時間を崩さず30分しっかり心身を休ませてください。※30分休憩が終了したら、また1ポモドーロから4ポモドーロまでの時間管理を繰り返して行きます。
■ポモドーロテクニックを実践する利点
上述の時間管理を実践する上でどのような利点があるのか2つ紹介します。
〇集中力がアップする
25分という時間をあなたは長いと思いますか?それとも短いと思いますか?長く感じる人はまだまだ集中できるということです。
実践していくと集中力が上がっていることが自分自身で体感出来るようになります。短い時間でも集中して決めたことを次々とこなしていくので、効果も非常に分かりやすく、達成感や充足感を得ることができます。普段の授業時間を考えたら、25分は非常に短いと感じる人が多いかもしれません。
ですが、「25分集中して勉強すれば、1ポモドーロ終わって休憩時間だ」と考えると、比較的やる気も削がれることなく取り組める時間ではないでしょうか。
〇諦めにくくなる
決められた時間で勉強をこなしていくので、勉強量にかかわらず時間内に終わりにさせようとする習慣が身に付き、4ポモドーロ後の30分休憩を目指して頑張ろうと意欲的に取り組めるようになります。途中で諦めてしまうと時間は刻々と過ぎてしまい、結局時間もロスするし勉強も何を集中してやったのか・・・と消化不良になりがちです。
25分の間に例えば電話が鳴ったり、誰かに話しかけられたりするという事が「邪魔が入った」と感じるようになると、自分自身の甘い気持ちに打ち勝っている!という指標になるのではないでしょうか。粘り強く諦めない気持ちが日頃から鍛錬出来るという習慣が身に付けば自身にも繋がります。
■まとめ
ポモドーロテクニックを確立したクリス・ウインフィールドは、このような言葉を発しています。
〇「1つの事に集中してエネルギーを注ぐと、もっとパワフルになれる。」〇「完璧主義を捨て、とにかくポモドーロテクニックを実践してみてください。何かを始めると最終的にそれを完了させることに繋がり、大抵は良い結果となります。」
人間は自分が「苦手だな」「やりたくないな」と思うことに関しては色々と理由をつけて逃げてしまう傾向があります。また、「どうせやっても効果は出ない」「やっても意味がない」と思うこともあるでしょう。
→ただ25分間、自分で決めた勉強を黙々とこなしていくという姿勢が大事です。4ポモドーロ続かないと思う人は、1ポモドーロをまずはやってみて、25分間の自分の集中力を手応えとして実感することも必要です。
何となく1日がだらだらとメリハリがないように感じている人や、時間ばかりかかってしまって集中力をキープできず、結果としてあまり勉強内容が充実していないという人はぜひ実践してみてください。
※このテクニックは、勉強だけでなく、ビジネスの場で実践している人もいます。長く使える時間管理術、挑戦してみてはいかがでしょうか。
[2021-06-05]