大宮東口校 からのお知らせ:
暗記だけでは8割止まり。大学入試で世界史で9割以上をとる秘策とは
こんにちは、ノーバス大宮東口校塾長の小林です。
今日は世界史の勉強法についてお話ししてみようと思います。
私が学生時代、勉強のすべてを捧げたと言っても過言ではないのが世界史でした。私の父が日本史オタクだったこともあり、歴史に触れる機会は多かったのですが、高校当時、西洋美術に興味のあった私は世界史を選択しました。
世界史を選択しない生徒のなぜ日本史にしたのか理由を聞くと、
「カタカナばかりで覚えづらい」「たくさん国が出てきてごちゃごちゃになる」といったものが多かったですね。
私が世界史を選んだのは、先程の西洋美術に興味があったことも理由の一つですが、漢字を覚えるのが苦手だったことも理由の一つです。(定期テスト時は何度も紙に書いて必死に覚えていました(>_<)
ですが、世界史は地歴公民全て得意だった自分にとってはうってつけの科目だったんですね。
中学で学んだ社会科の知識が全て使えます!
私は世界史という科目に出会えたことで、大学で学びたい学問を見つけることができました。世界史じゃなくても、自分の得意な科目や、学校の授業を受け
ていて楽しく感じる科目は、貴方の進路選択の際に選択肢の一つに成り得ます。
どの学部がいいのだろう、どこの大学(短大・専門学校)がいいのだろう、そしてどんな仕事をしよう。
たくさん迷い、考えてください。保護者・学校がなんと言おうと、進むのは自分です。後悔しない進路選択をするために、たくさん悩み・考えましょう!
我々講師一同親身になって一緒に貴方の道を考え、提案します。
ここまで読むと、「そんなのいいから早く勉強法を教えてくれ!」と思う人もいるでしょう。今、進路選択で悩んでいる生徒さんのヒントに少しでもなればと思い、お話しさせていただきました。
お待たせしました。
ここからが世界史の勉強法です。
私は、このやり方を3年間徹底的にやり続けた結果、センター試験(現:共通テスト)で満点、私大入試で9割以上(自己採点の結果)をとることができました。
一人の元受験生の成功例の一つとして、取り入れられるものは、使ってみてくださいね。
①用語集はテストや模試で間違えた言葉のみマーカーを引く
つい大事そうなワードにマーカーを引いてしまいがちですよね。
以下の観点について用語集に言及があるものは出題される可能性が高いので、マーカーを引いておくのもいいです。
・処刑方法について
・異端
・〜〜地方
この3つは正誤選択で出題されやすいです。間違えた問題とは別で、線を引いておくといいです。
②一問一答はウォーミングアップ
単元ごとに問題を解く場合は、先に一問一答をといてから問題演習に入るといいです。一問一答も用語集感覚で進めていくとスッと入ってきます。
③ノートまとめの際は時代ごとではなく、国ごとにまとめる。
大学入試で出題されるのは、一つの国の通史が出題されることが多いです。
私が、大学受験時に解いた問題だと、イタリア史(古代ローマ〜第二次大戦後まで)やフランス史、東南アジア史が出題されました。
横の関係性(他国との関係)は覚えられても、縦の関係(時代の移り変わり)
については希薄になってしまいがちです。
国ごとにまとめ、時代ごとの変化の違いに注目しましょう。
④文化史は必ず資料集を参照!
文化史を学習する際、つい作者と作品名だけ覚えるという作業になってしまってはいませんか?
それでは、どういう作品なのかを問われた際に正解を選ぶこと・答えることができませんね。
哲学的な考え方や、芸術作品、文学作品は、その当時の国内情勢に対する風刺やアンチテーゼが多いです。(宗教画は違いますね)
当時の時代背景を考察することで、作品や考え方が生まれた理由を知ることができます。
いくつかご紹介しましたが、世界史を学ぶことで他の科目での勉強にリンクして役立つことはたくさんありました。
世界史を極めたことで、倫理・世界経済・地理は学校の授業も知っている知識にプラスアルファするぐらいで済みましたし、中国史をしっかりと学習すると、漢文でよく読めなくても史実を知っていることで本文の内容がわかってしまうこともあります。「赤壁之戦」は有名ですね。
世界史でわからないことがあればなんでも聞いてくださいね。
勉強法・時代の流れの追い方・他国との関係性の考察の仕方などなど
[2021-07-13]