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~受験の経験を通して~ 塾長の小言 第10話

こんにちは、塾長の小林です。

9月も中盤を控え、少しずつ秋を感じさせる天気になってまいりました。
連日の雨から一転、30度近い気温を記録する日もあり寒暖差が激しくなっています。体調にはくれぐれも気をつけてくださいね!

「生きていればなんとかなる」私の好きな映画の作品の一つで「もののけ姫」でのセリフです。(物語終盤)

特に受験生はここから苦しい時期を過ごします。高校や大学受験では、進路が早々と決まった推薦組を見て、羨んだり、逃げ出したくなる時もきっと訪れます。
私の立場であまりこういうことを言うのはナンセンスですが、私は「逃げてもいい」と思います。私もまだ二十数年しか生きていませんが、人生はまだまだ続いていきます。
今迎えている、この辛い時期もほんの一瞬です。自分の人生は自分で決める。それでいいのです。敷かれたレールに乗るのも一つです。そこを降りて自分の脚で歩んでみるのも一つです。自分で後悔しない決断を下せたのなら、逃げることもまた一つ正解でしょう。

ですが、正解と思うにはその後の人生、自分自身の結果や生き様で正解であることを証明しなければいけません。
今この記事を読んでいる生徒さんは、勉強する環境がある(与えられている)のです。自分が何をやりたいか決まってない人もいると思いますが、まずはガムシャラにやってみてはどうでしょう。
自然と自分の興味のある学問や就きたい職業などが朧げでも見えてきます。

私は、幼稚園・小学校・中学校・高校・大学と全ての受験を経験してきた異色の経
歴を持っています。

【幼稚園受験】
記憶も曖昧ですが、最後がくじ引きでハズレを引いたことだけは覚えています…(今でもおみくじやコンビニのくじで良い思い出はありません笑)

【小学校受験】
シビアな世界です。
御家族の経済力や人脈、そして生徒さんの純粋な答えが求められます。
面接時に用意した答えではなく、如何に自然体で受け答えできるかが鍵となってきます。校長面接時に、学校を見学した際の感想を聞かれた際に、「どんぐりが沢山集められ、森があって楽しい」と答えたそうです。

【中学受験】
志望校にもよりますが、ひとことで言えば、家族総力戦です。
大手の塾に入れれば安心、たくさん講座を受けさせれば安心。なんてことはありません。
中学受験は公立中学3年生までで学習する単元をまだ知識が定着しきっていない小学生にたくさん詰め込む作業です。そして、単純に答えを求める力ではなく、問題文から読み取った内容を解法に応用することができるか、視点を変えて考えることで答えへの道を描き出す柔軟な発想力が必要です。

ご家庭の意向もありますが、一番大事なのは生徒さん本人に受験する意思があるかどうかです。
文化祭などの学校見学に積極的に脚を運んでいただくと良いです。

【高校受験】
中学受験の経験があると、中学校で習うことの予備知識がある程度残っている状態でスタートするので、サボらなければ公立中学校ではお勉強にそこまで苦労はしません。ですが、初めは簡単だったからと怠っていれば、すぐに成績は落ちます。
中学校3年生になってから塾探し、部活の大会が終わって引退してから塾探しを始められるご家庭が多いですが、その時点で一歩リードされています。
理想的な時期は中学2年生の夏や秋からです。
例年、英語や数学で生徒たち苦戦しだす時期です。(毎年恒例となっています)
同じ表現の識別や場合分けをするためのしっかりとした知識の定着、記述で回答するための文章表現力が必須となってきます。

まだ2年生だからと余裕を持ってしまうと、3年生での内容はなかなか入ってこないでしょう。(中3での学習内容の多くは中2での内容をベースに進んでいきます)
極端にハイレベルな学校を受験しない限りは、しっかりと基礎理解を積み上げ、コツコツと演習を積むことができれば、希望の学校に進めることでしょう。

【大学受験】
人生で一番勉強する時期であったと思います。
私は、高校時代に世界史の魅力に引き込まれ、大学で学ぶ学問にしたいと高校1年生の頃から決めていました。
ですから、やることの取捨選択が早い段階でできていました。

受験生において必要なのは、優先順位をつけて自分のやるべき事を進めていけるか。そして、逆境にも挫けないメンタルが必要です。
模試の判定でCだDだなどと落ち込んでいる人。
判定など忘れてしまいなさい。模試は自分の苦手を洗い出すための試験です。
各教科ごとに、自分が解けなかった単元が書かれています。単純に復習をする=解き直す。のではなく、正解することができなかった苦手単元を中心に、学校で使っている問題集や教科書の問題を解くことが復習です。

後ででいいやとスマホを見た5分間は、他の誰かが必死に英単語を詰め込んだ5分間でもあります。
自分に言い訳をしないことが受験突破への一つ近道となります。

私は全てのグレードにおいて受験する機会がありましたが、感じる事は、両親への感謝です。出来不出来に関わらず、学ぶ機会をたくさん作り、提供してくれました。

自分の目で触れる・感じるという機会は誰もがたくさんできるものではありませんが、学校でみな平等に受ける機会を作られています。
私自身、たくさんの失敗と後悔の連続で今があります。
辛くなった時は、「生きていればなんとかなる」を思い出しています。

1日1日を大切に、過去の自分に負けないように、未来の自分によくやったと褒めてあげられるように、今日を生きましょう!

ノーバスでは、勉強を教えるだけでなく、進路や学習方法など生徒さんに寄り添って一緒に考えています。
HPや資料だけでは、教室の雰囲気や当塾の良さはわかっていただけません!
一度ぜひ教室の見学に、そして体験授業を受けてみてください!きっと1対1の良さがわかります。

長くなりましたが、私含め講師一同、心よりお待ちしております。

塾長

[2021-09-11]

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