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大宮東口校 からのお知らせ:

北辰テスト個人成績票が返却されたあとにすべきこと

皆さん、こんにちは!個別指導塾ノーバス大宮東口校専任講師の笠木です。

第5回北辰テストの結果が返却されたかと思います。

埼玉県の高校入試では、北辰テストの受験が必須と言っても過言ではありません。


私立入試に使用したり、算出される偏差値から志望校を検討したりします。

その時に使用するのは個人成績票です。

その成績表には、成績や志望校判定、などが書かれています。

さて、個人成績票の扱い方が学習のレベル、成績の上昇を大きく左右しますが、偏差値を見て終わりにしてしまっている人が多いかと思います。


そこで今回は北辰テストの個人成績票返却後の後に、やるべきことをお伝えしたいと思います。


●正答率を確認する


個人成績票には、各教科・各問題の正答率が載っています。


これを見ると、他の受験生の学力と自分の力の状況がわかります。そしてこの正答率をもとに勉強するべき内容とその順序を決めていきます。いくつかの例を使って説明していきます。


①   正答率が高い問題(グラフだと上の方)を、多く間違えている場合

 →これは完全に基礎学力が足りていないことを意味しています。この場合、必要なのは、基本的な問題の解き方を身に付けることと、それらを練習することです。


②   第一志望校の正答率を使う場合。

→この正答率のグラフの良いところは、第一志望の正答率も載せているところです。これを利用すると、同じ学校を第一志望としている生徒の中で差をつけることが出来ます。


まずは、その学校を志望している生徒の平均的な問題(正答率50%)がクリアできているか確認しましょう。クリアできていない場合は、今後この問題を必ず正解できるように勉強を進めましょう。


これらの問題が出来ていないと、志望校合格は厳しくなります。

類似問題を解いて基礎を定着させましょう。


次に、第一志望の正答率30%~50%の問題です。志望校のレベルにもよりますが、ここが出来るようになると合格圏や安全圏に近づきます。標準問題や応用問題レベルの問題が多くなるため、簡単ではありません。


難易度が高いので、自分一人の力だけでは対応できないこともあります、その場合は、学校の先生に教えてもらうか、塾で重点的に対策をしましょう。


③   正答率の低い問題(10%以下)を対応したい場合。

→正答率が低い問題ということは、ほとんどの受験生ができなかった問題です。

これらの問題にはあまり時間はかけずに、学校や塾の先生に聞いて対応すると良いでしょう。

以上のように正答率は、勉強の指針を示しています。ぜひ、正答率まで見るようにしてください。


●今回の成績から見えてくる学校を確認する


今回の成績から見えてくる学校を確認することによって、志望校として検討する学校の幅が広がると思います。志望校選びで悩む人少なくないので、ここをきっかけとして高校を選択していくのも良いかと思います。


また、難しいと思っていた学校が、頑張り次第で手の届く位置にいたり、合格圏にいたりして、モチベーションの向上にも役立ちます。


●志望校判定は今回の志望状況で順位を確認


志望校判定は合格の可能性が高い順に、安全圏(A3~A1)、合格圏(B3~B1)、努力圏(C3~C1)、要検討(D)の10段階で表示されます。


これも参考になりますが、同時に確認していただきたいのは、その学校を志望している生徒の中で、自分の成績の順位です。この順位が、入試の合格者数の定員の数より良くなれば合格の可能性が高いということになります。また、順位は変動もあるため、次は100番以内に入るなど目標にしやすいです。


模試は確約をもらうための試験ではありません。自分の苦手を洗い出し、試験本番に向けて自分がやるべきことを整理するものです。10月・11月・12月と時期が進むにつれて会場の雰囲気はより本番に近づいていきます。本番で緊張して力が出し切れない受験生や模試を数回しか受けておらず、場慣れしていない受験生とでは本番の結果は大きく変わってきます。


模試の結果に一喜一憂するのは返却された日だけ!

次につなげる行動が大事です!! 

[2021-10-16]

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