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【世界史選択者必見】模試・入試問題対策の勉強法とは

こんにちは、塾長の小林です。

 

今回は、私が得意としていた【世界史】の模試や入試対策の勉強の仕方をお話しします。

 

模試の問題や入試の問題は学校の試験とは違う出題形式で出てくるのが、社会科目の特徴ですよね。

学校のテストはうまくできた(一問一答を叩き込んで乗り切った)が模試だとコテンパンにやられた。という経験をした人も多いはずです。

 

なぜこのようなことが起こるのか

 

それは、模試の問題や入試の問題は学校の試験とは出題形式が違うからです。

 

画像に問題を載せました。

昨年度の共通テストで実際に出題された問題です。

一方、学校のテストの問題では、このような問われ方が一般的です。


Q:「腐敗した、カトリック教会を批判し、聖書の英訳を宗教改革者はだれか。」

A:ウィクリフ

 

模試や入試では、本文中やグラフ・表・資料の抜粋の出来事に対して、同年代に他の地域で起こった事柄を選び抜く問題が出題されます。

 

学校では、質問に対する答えを回答するストレートな問題が多いです。

 

では、自分で対策をしていくには、どうしたら良いのか。

世界史で、一つの国に絞った通史を勉強することは、珍しくありませんが、世界全体の流れを同時に覚えていくためには、どうしたら良いのか。

 

1:資料集の巻頭に載っている、世紀ごとの世界地図を見る

まずは、〇〇世紀に存在していた王朝をそれぞれ結びつけることが大事です。

言葉は出てくるが、年号や時代までははっきりと出てこない。

なんてことを僧団してくる生徒がよくいます。

世界史も地理も「全体像を捉える」ことが第一歩です。

 

2:ノートの左ページに50年毎か1世紀毎にヨーロッパ、イスラーム、インド、東南アジア、中国、東アジア、アメリカ、南アメリカ、アフリカに項目を分けて、各地域の王朝ごとに起こった出来事を書き出していく。

こうする事で、同年代に起こった出来事をリンクさせることができます。

また、ヨーロッパの項目については、もう少し詳細に区切ると良いでしょう。

私は、イギリス、フランス、ドイツ(プロイセン&オーストリア)、イタリア、ロシア、ネーデルラント、ロシア、イベリア半島、バルカン半島で区切っていました。

 

3:右ページには、その時代に起こった戦争の内容や間違えた問題について用語集で調べ、ノートに書き込んでいく

戦争の内容については、

1どこの国が戦ったのか

2始まった年の年号

3条約の内容(独立する国、割譲された領土など)

 

間違えたワードについては、法則があります。

1.人名の場合

ニックネーム、先代と後代の王が誰かor国籍と職業、死に方

についてまとえていました。

大体は、先の中のどこかを間違ったワードに変えて、正誤問題が出題されます。

 

2.地名の場合

地図で場所を確認。→覚える際は、ピンポイントではなく、ex)「その国の中でどこに位置するか」「〜〜より北」、「海岸線のくぼみの近く」など、自分が覚えている場所を目印に、そこからの方角や西から順番に羅列して覚えていくと地図問題での正誤問題にも対応ができます。

 

別名があれば、それを書き込む。

Ex)ヴェネツィア:「アドリア海の女王」 バグダード:「平安の都」

のように、問題の本文中では、別名が明記され、都市名と地図を融合させた2択×2択の4択の正誤問題が頻繁に出題されます。

私大入試では、これが6択レベルまで選択肢が増やされます。

 

3.出来事の場合

何と間違えたかをまずははっきりとさせましょう。

問題を解いて間違えた時、語群選択で地名を入れるところに人名を選んでしまった場合などは、まだまだ復習不足です。


世界史の勉強の仕方としては、先ほど述べたようなものになります。

私はこのやり方で、模試・入試問題をすべて9割以上取っていました。

「世界史」という科目を単に暗記科目として捉えるのではなく、先人の生きた証として学習していくことで、いかに現代に生まれたことが良かったかを再認識できます。

また、その国の国民性についても、少しずつ理由がわかってくるのが醍醐味でもあります。


次回は、ここが出題されるヤマのはり方=テーマ史の勉強の仕方についてお話しします。

 

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[2021-11-11]

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