大宮西口校 からのお知らせ:
君たちはどう生きるか
こんにちは。
ノーバス大宮西口校の大塚です。
今日は8月末日ですので、
もう1年の3分の2が終了します。
夏期講習中は目まぐるしく動きましたので、
個人的には少し落ち着きたい気持ちもありますが、
改めて2学期に向けて、1日1日を大切に、
生徒さんのサポートに努めてまいります。
さて、私は先日、新宿の映画館で
『君たちはどう生きるか』を観てきました。
私はジブリ映画のコアなファンではないのですが、、
吉野源三郎さん原作の同名小説には、
若いころに大きな感銘を受け、
これまで何度となく読み返してきました。
そうして今の仕事に就いてからは、
多くの生徒たちに課題図書として
その本を薦めてもきました。
そのため、
この映画が吉野さんの原作本に対する、
宮崎駿監督なりのオマージュなのだと信じて
スクリーンと向き合っていたのですが、、、
鑑賞後の感想を一言で言うと、
よくも悪くも見事に裏切られました苦笑
要するに、
吉野さんと宮崎さんの作品は、
全くの別物として
捉えるべきなのだろうと思います。
ストーリーの底流にあるテーマは、
死と隣り合わせだった戦時下における、
生を意識することの覚悟や危うさといったもの。
それを風化させまいとする製作側の想いには、
死が軽く薄くなっている現代への警鐘も
込められているのかなとも感じました。
この映画を観た若い人が1人でも多く、
岩波文庫の原作本も手に取ってくれると
私としてはうれしく思います。
【お問合せ先】
ノーバス・大宮西口校
℡.048-853-5515
[2023-08-31]