熊本尾ノ上校 からのお知らせ:
2020大学入試改革
30年ぶりの大改革となる“2020年大学入試改革” 来年度より「大学入試センター試験」から「大学入試共通テスト」に変更になりますが、何がどう変わって塾生の皆さんにどう影響するのか説明します。
どう変わるの?
試験の日程や科目、選択方法は変わりませんが、その中身、つまり問われる内容が大きく変わります。今までは「知識・技能」を求める問題が大半を占めていたので暗記をすればある程度対応出来たのですが、今後は「思考力・判断力・表現力」が重視された問題が多くなります。知識だけでは通用せず、深く考え判断し自分の言葉で表現しないと得点できないのです。背景として、これからの社会は今までより先を見通すことが難しくなると予想されており、自分で問題を発見し周りの人と協力し解決するための資質や能力が求めらるからです。
求められる「思考力・判断力・表現力」・・・そのベースとなるのは「読解力」
一層重視すると言われている「思考力・判断力・表現力」ですが、その元となる知識が大きく変わるわけではなく、問いかけの角度が変わることで、今まで以上に「思考力・判断力・表現力」が求められ、身につけた知識を活用して問題を解決する力を問われるようになります。
では実際の設問がどう変わるのか・・・今年実施された試行テストを見たところ、設問文がかなり長くなっていたり、会話文的な設問があったり、複数の資料から読み取る設問があったりと結構大変そうです。どう大変かと言うと、解く以前に読むのが大変という印象です。受験した高校生の正答率は驚くほど低かったそうで、原因は読解力不足が考えられます。読めてないのですね。「思考力・判断力・表現力」を発揮する前に問題文をしっかり読んで状況を整理する「読解力」が必要なのですが、その段階で躓いているのです。
大学入試のみならず、中学生が受けるテストもこの方針を組んで問題が変化しています。つまり、出来るだけ早い学年から「思考力・判断力・表現力」を発揮するためのベースとなる「読解力」を鍛えておく必要があるということです。
ノーバスではどう指導する?
マンツーマン指導の中で、徹底的に「読解力」を鍛えます。読解が苦手な状態で入塾された生徒さんは、ざっと読んで充分理解せずに解き始めるのがほとんどです。これでは新しい試験にとても対応できません。そこでノーバスではただ問題文を読ませるのではなく、状況を整理させるために講師から効果的な質問をします。
【質問例】
算数・数学:「この問題は何を問われているの?」「「大事な部分はどこかな?」「何を使って解くの?」「どういう順番で解くの?」
国語:「話全体を要約してごらん」「前半部と後半部はどう繋がっている?」「筆者の主張について君はどう思う?」
このような質問が繰り返されるため、生徒さんは真剣に読みます。その過程で状況を整理する「読解力」が鍛えられ、いつしか一人でしっかり読めるようになります。これは成果が出るまで時間がかかりますし、やる先生も受ける生徒さんも大変な作業です。しかし、地道にやっていくと必ず力が付きます。集団指導でも巡回指導でもなく、1対1だからこそ出来る技です。
読書をしよう!!
ありきたりですが、「読解力」を上げるために他に出来ることはと聞かれると、やはり読書の効果は無視できません。スマホを垂れ流している時間、ゲームをしている時間・・・少しで良いので活字の本を読む時間に当てましょう。本を読むと、文字のみから話の筋や登場人物の心情を想像しなければならないので、自然と読解力が身に付きます。この機会に、月に1冊でも2冊でも、自分が興味のある本、面白いと思える本を読む習慣を身につけてはいかがでしょうか?
個別指導塾ノーバス 尾ノ上校
メール:onoue@nohvas-juku.com
電話:096-285-7822 (受付時間15時~21時/日曜除く)
[2019-11-05]