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手が先、頭は後!!

難しい問題を目の前にした時・・・

例えば数学の文章題等の難しい問題に直面した時、じっと固まる生徒さんをよく目にします。頭の中で何か考えているのか、単に思考停止になっているのか・・・とにかく固まったまま動かないのです。その一方、出来る生徒さんほどまず手を動かします。問題の意味が「何のこっちゃ」分からなくても、悩む前にまず手を動かすのです。


先生「お、〇〇君、手が動くの早いなあ・・・もう分かったの?」

生徒「いいえ、とりあえず問題を絵にしただけです」


その後、この生徒さんは見事に突破口を切り開き、正解を出して見せます。そうなのです。このとりあえず手を動かして絵にする行為がとても大事なのです。突破口を切り開くために、“あがきもがく”ことからスタートしているのです。


頭の中で出来ることは限られる

よっぽどの天才でない限り、人が頭の中でイメージ可能な量は限られています。出来る生徒さんほど、そのことを分かっています。だからまず手を動かし分かる形に可視化して自分が使える数少ない武器(公式、解き方)をどうにか使える状態に“自力で”持っていくのです。


逆に伸び悩んでいる生徒さんほど、頭の中だけで処理しようと固まってしまいます。


先生「□□さん、まず手を動かしなさい。じっとしていても何も変わらないよ」

生徒「だって何を書いたらいいか分からないもん」


この時点で試合放棄しているのも同然ですね。普段の授業で散々目の前で描いて見せています。手の動かし方は分かるはずです。それでもこういうことを言うのは、手を動かすことを面倒臭がり“あがきもがく”という苦痛から逃げているようにも見えます。


勉強も人生も同じ、“考えるよりまず動く”

難しい局面に遭遇した時、頭の中だけでクルクル考えてもなーんも変わりません。まず動いてみる、一歩踏み出してみる、そこで景色が変わった時に初めて何かに気付き、突破口が開ける・・・勉強も人生も同じですよ。


問題の前で難しい顔して固まっているそこのキミ!“手が先、頭は後”だよ!


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[2021-12-06]

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