熊本尾ノ上校 からのお知らせ:
共通テストで問われる『思考力』
近年求められる『思考力』、先日の共通テストからその実態を探りました
思考力の“思考”ってどんな意味?辞書で調べると
1.考えること。経験や知識をもとにあれこれと頭を働かせること。
2.哲学で広義には、人間の知的精神作用の総称。狭義には、感覚や表象の内容を概念化し、判断し、推理する知性の働き。
3.心理学で、感覚や表象の内容を概念化し、判断し、推理する心の働きや機能。
まとめると『思考力』とは「自分の経験や持っている知識をもとに考える力」のこと。
入試で問われる『思考力』、その実態は『情報処理能力』
「知識を使って考える力」が思考力だとすると、実際の入試ではその前の段階で苦労しています。高校生にとってあの膨大な量の問題文を読み取って整理することが大変だと言われています。時間が不足し、知識を使う所までいかないことが想像できます。
『情報処理能力』、突き詰めると『日本語力』
出された問題文を素早く情報処理出来れば良いのですが、それが難しい。長い文章を読んだ時、単語は理解できるが、文章全体の意味を捉えることが出来ない、時間がかかってしまう・・・。これはノーバスに通う小学生、中学生にも同じ傾向が見えます。突き詰めると『日本語力』の低下が要因だと考えます。
『日本語力』は低下している
生徒さんを日々指導していると日本語力が足りないと感じます。原因の1つはスマホ、確かに日常生活を便利にしました。その反面、スタンプや写真、稚拙な日本語での意思疎通が可能になり、周囲の人とちゃんとした日本語でコミュニケーションをとる機会は減りました。結果、日本語力は以前より相当落ちているように感じます。
1対1の塾でできることは『問いかけること』
そんな時代、ノーバスで何が出来るかを真剣に考えました。ズバリ『問いかけること』。長い文章題を前にして、生徒がどう解釈したのかを丁寧に問いかけます。そして自分の言葉で説明させます。講師は丁寧にアドバイスをします。このやり取りを地道に続けることで、日本語力、情報処理能力の向上を図ります。1対1の塾ならではの指導方法です。
生徒の皆さん、良質な日本語に触れて下さい
毎回言うことは同じです。『読書』をして欲しいと思います。長い文章を読み、書いている内容を想像する力を膨らませて下さい。そしてそれを自分の言葉で表現できるようにしましょう。漫画やゲーム、SNSでは日本語力は付きません。ほんの少しの時間で構いません。定期的に良質な活字と正面から向き合う時間を作りましょう。
個別指導塾ノーバス熊本尾ノ上校
096-285-7822
[2023-01-21]