取手校 からのお知らせ:
江戸取でもがいているあなたへ
こんにちは。ノーバスの下崎です。この記事は、以下のような江戸取生やその保護者の方に向けた記事です。
・苦手科目で定期テストで40点を下回ってしまった生徒
・ほとんどの教科が低空飛行の生徒
・模試で志望校判定で「E」判定をとってしまった生徒
・学年最下位レベルだけれど、逆転合格を狙いたい生徒
「V字回復」という言葉は聞いたことがあるでしょうか?
企業経営で良く用いられる言葉ですが、業績(成績)がだんだん下がって低迷してどん底を迎えた状態から、業績を好転させ回復していくことを「V字回復」と言います。業績や成績をグラフ化したときに、「V」の文字になるからこのように呼ばれます。
「どん底」の状態は辛いものです。
まずやらなければいけない課題や、回避しないといけない危機的状況が多すぎて、何から手を付けてよいのか判断に迷います。判断に誤ってますます状況を悪くしたり、多くの課題に手を出すもどれも効果が出ず、さらにどん底に沈んでいいく……というような状況が「どん底」です。
私は、大学受験時(高校生時代)に学業でこのどん底を経験し、また塾経営でもどん底を経験したことがあります。
どん底の状態ですと、周囲から「やる気がない」と思われがちなのも辛いところです。やる気がでないわけではないのです。やる気を出してしばらく頑張ってみても、事態が好転しないからやる気が持続できないのです。
江戸取の高校生だと、授業を理解し、課題が順調にこなせてテストでも成果が出ているうちはいいのですが、授業でわからないことが多くなってきたり、定期テストで思ったほどの結果が出なくなってきたりすると、「どん底」に陥りやすくなります。どん底とは言わずとも、目の前の問題を片付けることが目的になっていて「理解」「定着」まで及ばなくなっている生徒は少なくないのではないでしょうか?
「どん底」から「V字回復」するときに大事なことは、「全部やろう」と思うのを止めることです。「やること」を絞り、「やらないこと」を決めることです。
100の労力を10のことに費やすと、1つあたり10の効果しか出てきません。それだと結果には表れにくいのです。でも100の労力を1つのことに費やせば100の効果が出て、「目に見える結果」につながります。目に見える結果は、やる気の持続につながります。どん底の状態から1つでも結果を出すために必要なのは、現状の中で、最もテコ入れしやすい課題を探すことです。
数学に置き換えるなら、
・教科書例題などの典型問題だけに絞って勉強し、ここだけは絶対に正解できるようにする。
・論証・証明問題は無視して、数値を求める問題だけは絶対に正解できるようにする。
など、やらなければいけない単元の中で「比較的配点が大きい」「出題頻度が高い」かつ「手が付けやすい」ところを決め打ちして、徹底的に勉強します。
逆に、「基本もまだあやしい」「でも応用も心配だ」」「証明も念のためがいいよなぁ」「あっ、発展もテスト範囲だったんだ…少しでもやっておこう」とどんどん課題を増やしていくと、全てが中途半端な結果に終わります。
繰り返しになりますが、重要なことは「最も点を伸ばしやすいポイント」を見極めることです。これさえしっかりできれば、V字回復での第1歩が踏み出せます。
成績をV字回復させたい方は是非ご相談ください。
学習カウンセリングで状況と目標を伺ったうえで、合格への「戦略」を立てていきます。お困りのことがございましたら是非ご相談ください。
塾長 下崎
[2023-08-29]