宇都宮校 からのお知らせ:
現代文の勉強法とは
皆さん、こんばんは。
個別指導塾ノーバス宇都宮校の高木です。
宇都宮では今日、夕方から激しい雷雨に見舞われました。
明日以降も、まだまだ夏日で夕立があるそうです。お気を付けてお出かけください。
さて、今日は現代文のお話を致します。
高3・中3の受験生の夏期講習でも受講している生徒が多かったです。
どのレベルでも、よく相談されるのは「現代文は何をしていいかわからない」というものでした。
現代文を読み読解問題を解くには
①語彙(ボキャブラリー≒漢字)
②スタミナ(集中力)
③スピード
④読み方・答え方のテクニック
⑤背景知識
が必要です。
そこで志望校レベルの文章いろいろ読み、経験を重ねる、多読が必要になります。
幼子が急に話しはじめることがないように、語彙やスピード、スタミナは一朝一夕で身につくものではありません。
そのため、数学や理科のように、読解全てを講義で簡単に教えられるものでもありません。
そのため現代文の文章読解は、志望校レベルの文章問題を精読して、設問を解き、読解していくしかありません。
そこで、志望校の入試レベルの文章で一番ちょうどいいのが、過去問や予想問題、模試になります。
過去問を繰り返し演習する・古い過去問を探して演習するといったことは、効果的になってきます。
漢字について
小学校の時漢字練習を多くした記憶はありますが、中高にはいると、漢字練習や課題が出ていることは少なくなります。
漢字は別に要らないと思っている人は、要注意。
熟語の意味が正確に取れないと誤読することになりますし、文章の理解が出来なくなります。
現代文が読めない人の大半は、漢字熟語の意味が分からないので、読解できないのが原因です。
読み方、意味、書き方までしっかりと把握して、語彙を増やし、次出てきたときには読めるようになりましょう。
正直、インターネットや辞書、電子辞書、何でもいいです。「読み」と「意味」をしっかりと理解しておきましょう。
漢字検定のように目標があると漢字の勉強はしやすいかもしれません。
読解レベルとは
現代文は学年で割り振られている単元が少ないので、どの学年のお子さんでも高校3年の文章が読めるような人もいれば、小学4年の文章がちゃんと理解できない人もいます。
自分の理解できるレベルまで下がってしっかりと文章を読み込むことが必要です。
多読することで読解レベルがあがるので、まずは多くの文章を読む必要があります。
ただ意味が分からない文章を繰り返し読んでも効率が悪いです
読書百遍とも言いますが、入試勉強としては効率は悪く、入試対策向きではないです。
その学年によりでてくる文章のレベルはかなり違いますが、全く読めない・解けないときは学年やレベルを少し下げて練習してみてください。
例えば、私立大学入試で歯が立たないときは、私立高校入試やセンター試験、など少しレベルを下げて練習しましょう。
量をこなす
繰り返しになりますが、スタミナ・集中力・スピードを上げる、背景知識をつけるのはスポーツの練習と同じように、量をこなして身につけるしかありません。
特に現代文は読解テクニックの本も多く出ていますが、それらを身につけても、練習をしていくことでしか点数は上がっていきません。
そのため模試の過去問や、入試の過去問も含めて多くの問題を演習していきましょう。
現代文が得意な生徒は、ほぼ確実に読書習慣があります。
ただ、読書習慣をつけるために…と考えてもなかなか読書習慣はつきません。
まずは近くの本屋や図書館に行って、興味のある本を手に取ってみてください。
きっと面白い本があるはずですので、是非読んでみてくださいね。
高木
[2018-08-27]