宇都宮校 からのお知らせ:
県立高校入試
皆さん、こんにちは。
個別指導塾ノーバス宇都宮校の高木です。
3月6日に栃木県の県立高校一般入試が行われました。
受験生の皆さんお疲れ様でした。
後は12日の結果を待ちましょう。
さて、去年まであまり傾向が変わらないのが県立入試の特徴でしたが、今年は傾向が変わった教科がありました。
国語
大問ごとに大きな変更もなく、難易度は、やや難しくなりました。
問題文自体の読みやすさは変化ないと思いますが、出題傾向が変わり、記述が増えるというよりは挿入や段落の関係などの問題が増え、どちらかというと市販の問題集にありそうな問題が増えた印象です。
数学
大問ごとに大きな変更がありました。出題傾向も変わり、大問ごとの演習を繰り返していた受験生は驚いたと思います。ただ、問題の難易度としては例年通りかやや簡単になった印象があり、過去問題だけでなく幅広く学習した生徒が有利だったかもしれません。説明問題はどう説明していいか困った生徒も多いかと思いますが、証明問題や説明問題はこれからも増えていく傾向にあるのは間違いないでしょう。
英語
例年通りの大問構成でした。語彙や文法事項など例年よりも基本事項を問う問題が多かった一方、英作文の出題傾向が変わり、英語長文も長くなり、総合すれば例年通りの難易度だったといえるでしょう。
社会
大問ごとに大きな変更はありませんでした。難易度は難しくなったといえると思います。
記述問題が増えた点よりも、多方面の社会の知識が必要な問題が多かった印象です。戦後史や地理、年中行事など、学校の授業だけでは対応できないのでは?という問題も多かった印象です。記述問題は単なる読み取り問題も多く、国語力が問われたと言えるでしょう。
理科
大問ごとに大きな変更はありませんでしたが、難易度はやや難しくなりました。
グラフ、表、図の読み取りが多くなり、説明文が長くなりました。逆に言えば、暗記だけでこたえられる問題が少なくなりました。電磁誘導の問題は高得点を目指す生徒も苦戦したかもしれません。
総評
全体的には難化しています(平均点が出てないので何とも言えませんが…)。
ただ、偏差値55までは基礎だけで解けるレベルで構成されており、基礎を中心に演習する今までの傾向は変わりません。
2020年の大学入試改革の影響もあってか、中学の授業の勉強だけではなく総合的な判断力や説明力が点数に影響したと考えております。
過去問演習“だけ”では対応できない、いわゆる新傾向問題も多く、高得点を目指す生徒へ入試対策は、大きく変更が必要になりました。
中学校1・2年生の生徒さんは、同日3月6日に実力テストがあったと思います。全てが受験勉強につながっていると思って、実力テストの直しをしていきましょう。
個別指導塾ノーバス宇都宮校
高木和馬
[2019-03-09]