与野本町校 からのお知らせ:
一つ一つの学習に意味を見出す
高校に入学して多くの生徒さんが古典文法に戸惑いを感じているのではないでしょうか? 与野本町校にも数名すでに拒否反応を示してしまっている生徒がおります。 国語を中心に指導している私としては本当に哀しい限りです・・・とは言ってみたものの、思い起こしてみれば私自身1年生のころ古文の勉強をほとんどしていませんでした。当時は一番嫌いな科目でしたから。四段活用・上一段活用・上二段活用・・・始めに叩き込まれる動詞の活用ですが、覚えたからって文章が読めるようになるわけでもありませんし、ただただつまらなかったんですよね。 ですが、ある時から急に好きな科目に変わったんです。それは大学入試に向けて学習を始めた時でした。 大学入試での古文(特に私立大学)は文章の内容を問うよりも品詞の識別を問う問題がメインになります。(内容を理解するためにも識別が出来なくてはいけませんが・・・)正しく識別するためには完璧な活用の知識が必要なんですよ。 そんなわけで嫌々ながら活用を覚えこんでいた私はすんなり識別問題をこなせるようになり、古文を得意科目にすることができたのです。 今習っている内容に意味を感じなかったとしても、それは必ず先に繋がっているのですよ。
[2010-05-14]