与野本町校 からのお知らせ:
生物の深い話 【光合成について】
こんにちは。講師の牧です。 私は生物について研究を行っています。 皆さんは理科は好きですか? 好きという生徒も嫌い・苦手という生徒も生物について興味を持ってもらい勉強に役立てて欲しいと思います。 さて、中学校の勉強で光合成について習ったと思います。 そこで、どうして葉緑体が光合成をするかを、知っていますか? 中学校までは、葉にある葉緑体は、光を吸収してデンプンを 作るとしか教えられていません。 しかし、葉緑体では光が当たることによって、かなり複雑な反応が起きています。 まず、光が当たると電子が葉緑体内を伝達されます。 電子が葉緑体を伝わっていく途中で、葉緑体の外から中に水素イオンが取り込まれ葉緑体の外より中の水素イオンが多くなります。 この水素イオンの差を解消することで、膨大なエネルギーが生まれます。 このエネルギーを用いて、植物は生命を維持しています。 ただ光を浴びているように見える植物ですが、その葉の中では日々、このような複雑な反応が起きているのです。 普段何気なく目にしているものでも、実はミクロな視点で見てみると、とても興味深いことが行われているかもしれません。 少し難しい表現だったり言葉を使ってしまいましたが、興味を持ってくれたら、質問に来てくださいね。 ひとつひとつに興味を持ち、調べていくととても面白い発見があります。 また、興味を持ち調べていくとなかなか忘れないようになり、復習も楽になりますよ!
[2012-05-19]