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理科離れをなくすには?2

こんにちは、与野本町校の増田です。 雨が降っていることもあり、昨日までとはうってかわって 少々肌寒いくらいになりましたね。 おかげで今朝はゆっくりと寝ていることができました。 さて、昨日に引き続き、理科について語っていきたいと思います。 理科とは、身近に起こる現象の「なぜ?」「どうして?」を 考えていく学問だというお話を昨日しました。 今日は少々個人的な話から入っていきます。 私は学生時代、工学部だったのですが、最初興味を持っていたのは ロボットを作りたい、というものでした。 それが徐々に徐々に興味が逸れて、いつの間にやら 脳の機能、特に錯覚について研究をするようになっていました。 みなさんも「目の錯覚」という言葉は聞いたことはあると思います。 線の長さやまっすぐかどうか等、周りの線などによって だまされてしまう、というものです。 これらをいくつか見ているうちに、 「自分の脳がいかに騙されているか」 ということに興味が俄然湧いてきました。 思えばテレビなどよりも遥かに身近にある「脳」が どういった原理で動いているのかまったく気にしたこともなく、 「なぜ」「どうして」そのような現象が起こるのか 皆目検討もつかなかったからです。 元々理科は嫌いではなかったため、漠然と勉強はしていましたが、 このときが私にとって一番理科を好きになった瞬間だと思います。 みなさんの周りにも、不思議に思う現象は数多くあると思います。 それを見つけて、是非、「なぜ?」「どうして?」と 考えていく楽しさを味わってほしいと思います。 ちなみに私が一番感動した目の錯覚は "checker shadow illusion"と呼ばれるものです。 英語で書かれているので難しいとは思いますが、 興味があれば検索してみてください。

[2007-05-25]

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