与野本町校 からのお知らせ:
公立中高一貫校の受験を考えている方へ②
その①はこちら「公立中高一貫校の受験を考えている方へ①」
○受験の準備はいつから始めればいいのか?
これが一番多く、ご相談されることなのですが、早いことに越したことはありません。
しかし「小学校6年生からでは絶対無理ですか?」と言われると、無理ということはなく、挑戦できるところまでお子さんを導くことはできます。現状でしっかりした記述力があれば、大丈夫です。
「知識」は時間さえかければ覚えることができますし、「思考力」「分析力」も解説を聞き、また問題慣れすることで比較的速く向上させることができます。
一方で、最も養成に時間と手間がかかり、独学で養成しにくいのが「記述力」なのです。。
書いた文章にを直して、なぜ「これだと上手く伝わらないのか」ということを指摘し、それを修正していきます。この作業を何度も繰り返すことで、記述力というのは向上していきます。
例外的に普段から読書をよくする子は、記述力の向上が速い傾向があります。普段から正しい上手な日本語の文章を浴びていて、自分が書いた文章を読み直したときに「違和感」を覚えるため、文章の自己修正できるからです。読書習慣のあまりない子で公立中高一貫校を目指すのであれば、できれば遅くても5年生になるまでに読書習慣を付けたいですね。
○記述力は一生役に立つ力
公立中受験で最も得点に直結する記述力ですが、これは一生役に立つ力です。
例えば、中学校で学習する「証明」という単元は、記述力がなければ点数を貰える答案がかけません。また大学受験まで目を向けると、センター試験に変わる「新大学入学テスト」では、記述問題が出題されます。
また、記述問題では、答えが正解していても、いくら計算力と思考力があっても、説明できていないと点数がもらえないのです。
もちろん、記述力は大人になったときに役立ちます。いくら優れたアイディアがあり、口でそれを伝えることができても文章の形にできなければ実現することができなくなり、成功のチャンスを失うことになってしまいます。
公立中学校は近年、知名度も高まって倍率が高騰しています。しかし、「合格したい」という気持ちがあるのなら、倍率や可能性を気にせず挑戦して欲しいと考えております。
不断の努力を続ければ合格の可能性は自然と高まってきますし、目先の受験だけではなく、生涯にわたって活躍するための武器を人生の早い段階で手に入れるチャンスにもなるのです。
受験に関するご相談は随時受け付けております。
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担当 高木
[2017-01-30]