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与野本町校 からのお知らせ:

全国学力テストからみえる今後の傾向

みなさんこんにちは。
個別指導塾ノーバス与野本町校の高木です。


先日4月18日に実施された全国学力テスト(平成29年度全国学力・学習状況調査の調査問題)が公開されました。
http://www.nier.go.jp/17chousa/17chousa.htm(国立教育政策研究所HP)
19日付の新聞に掲載されていたので、ご覧になった方もいるかと思います。このテストは、中学三年生、小学六年生の全国約3万校でおこなわれました。結果の公表は8月頃の予定で、平均正答率は全国都道府県、政令都市別で発表される予定です。


実際に私も解き・解説もしましたが、例年に比べると解きにくい問題がおおくなりました。
数学・算数、特に応用を扱う数学B・算数Bでは、理科的な考えや直感的に解く問題が、多くなりました。スーパームーンを扱った問題や、ダムや万華鏡を扱った問題は、理科の問題とも言えるかもしれません。
一方、国語も、新傾向の問題が増えてきています。いわゆる小説・説明文の読解問題だけではなく、いろいろな種類の文章や資料の読み取りや、答えがひとつだけではない記述問題の比重が増えてきています。



今回、数学(算数)と国語の2科目だけのテストですが、注目点は、教科ごとの境目の問題、教科があやふやな問題が増えていることです。
数学の定期テストでよくある、式を解く、図形だけを考えるといった問題より、理科や社会などにどう応用できるのか?と言った問題が増えてきています。
また、国語も知識と文章読解力だけでなく、色々な場面での国語力が試されるようになりました。改革後の大学入試問題を見据えて、問題は変わってきています。



この傾向は、中学受験から、高校入試、大学入試まで続くことが考えられます。現在の中学三年生より下の学年は、センター試験がなくなり、大学入試改革がおこなわれる世代になります。
世界史や英語のようにまる暗記に頼る学力ではなく、論理的な思考がような学力が問われるようになります。
つまり、本質的な数学的理解、文章読解力が必要となり、色々な方面で活用・応用して行くことが必要となりました。



しかし、その土台となる基礎学力は、今までと変わりません。新傾向の問題や、プログラミングや道徳のように新しい教科に目が行きがちですが、
昔ながらの教え方・やり方も泥臭くおこなっていくことも必要です。
そのバランスを考えながら進めていくことで、入試や定期試験に対応していきましょう。

高木

[2017-04-28]

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