与野本町校 からのお知らせ:
定期テストの国語の勉強法
こんにちは。ノーバスの沙魚川です。
今日は国語の定期テストの勉強法を伝授致します。
いまいち勉強の仕方がわからない、国語なんてセンスでしょ、と言われることが多い教科ですが、定期テストだけに限定するならば誰でも短期的に成果を上げることができます。
私も中学時代国語が苦手で中1、2年生のときは60~70点程の点数に留まっていたのですが、中3になって以下の方法で勉強した結果、安定して80点以上の点数がとれるようになりました。
【ステップ① 20点⇒40点】
中学校の国語の定期テストの勉強には段階があります。
現在30点以下の中学生は、まず漢字練習から始めましょう。
また普段平均点前後はとれている生徒も漢字で取りこぼしていることは多いです。漢字は是非全問正解して貰って点数を底上げして下さい。
中学1年生のテストにも2年生のテストにも必ずテスト範囲には必ず漢字が入っていると思います。ここを完璧にして下さい。
多くの学校で漢字は10~30点を占めています。
ただ覚えるだけで点数が取れる漢字は、やらないと損です。
また作者作品名などの知識問題も覚えないと損です。
漢字を覚えるときのコツとして、読みと書きの両方を覚えると良いです。
これは定期テストでも入試問題でも同じです。
【漢字を覚えるときのポイント】
書くよりもテスト
ひたすらノートに書いて覚えていくのもいいですが、1度書いたらすぐにテストをして、できなかった漢字のみもう一度書いて再びテスト。こういったリズムで勉強したほうが早く覚えられます。
【ステップ② 40点⇒60点】
勉強時間を割いているのになかなか成績が上がらない。そんな生徒に多いのが、音読をしていないという特徴です。
国語のテストって、
1.次の文章の( )に当てはまる接続詞を答えなさい。
2.次の文章の( )に当てはまる言葉を書きなさい。
という問題が結構出ると思います。
この問題を解くための最も簡単な方法は、頭の中に教科書の文章をそのまま叩き込むことです。
頭に入れる上で最も簡単な勉強法は音読です。
騙されたと思って毎日のように音読をしてみてください。テスト範囲の文章すべてを音読しても1日30分はかかりません。
60点までは簡単に点数を上げられますよ。
ただしこの方法は中間テストと期末テストでしか使えない方法で、高校入試の場合は若干勉強方法が異なりますので、注意して下さい。
【音読をするときのポイント】
①毎日の積み重ねで音読をする
音読をするときのポイントは、長期的に計画を立ててやっていくことです。
1日10回を3日間かけて30回音読するのではなく、1日2回を15日間かけて30回音読したほうが、頭に入りやすいです。
②黙読ではダメな理由
音読が嫌いな中学生の場合、どうしても黙読をしようとしてしまうのですがこれはダメです。なぜなら黙読は目しか使わないので頭に残らないからです。音読は口と耳も使うのでより記憶に残りやすくなります!
【ステップ③ 60点⇒80点】
教科書の文章を音読したら、ある程度は頭の中に本文が入っていると思います。
ただ、次のような問題…
3.下線部の言葉について作者の考えに近いものを、
次のア~エの中から選び、記号で答えなさい。
こんな問題が出るかと思います。
定期テストでは、こういう問題が当たり前に出るのですが、私はこういった問題を見るといつも思うことがあります。
作者の気持ちなんて作者にしかわからないですよ!!と。笑
実はこの問題は先生が考えているのではなく、プリントや問題集からそのまま持ってきています。
※先生が作者の気持ちを理解できたらすごいですしね。
ですから、プリントや問題集の答えをそのまま覚えることで、簡単に解けてしまいます。
これで80点までは点数を上げられます。
【学校の問題集を解く時のポイント】
1回で覚えられると思ったら大間違い!
よく「1回問題を解いたのですが覚えられない」と悩んでいる中学生がいるのですがこれは当たり前です。人間と言うのは繰り返し繰り返し問題集を解くことでようやく頭に入るようになります。最低3回解きましょう!
【ステップ④ 80点⇒95点】
もしあなたが国語の定期テストで、どうしても90点以上を狙いたいと思ったら、何でも良いので問題集を1冊購入してきてください。塾で配布している練習プリントをやり込んでも構いません。
その問題集を使って文法問題と長文読解力を付けていくと一気に90点を超えられるようになります!
基本的に中学国語の定期テストと言うのは、学校で習ったところから出題されます。
ステップ1からステップ3の方法を実践すれば、学校で習ったところは完璧にマスターできるのです。
その勉強に加えて、ステップ4の勉強方法で、文法を解く力と長文を解く力の応用力を付けていくことで、一気に90点の大台に乗せることが可能になります!
特に、品詞の分類や倒置法などの活用技法は、学校の問題集を1度解いただけで、すぐに理解できるものではありません。
他の問題集の練習問題をしっかりと解いていくことで、初めて解き方の根本的な考え方が理解できるので、できるだけこの勉強方法で応用力を付けてください。
また文法力と長文読解力は、入試にもつながる力ですので、今しっかりやっておいても損はないと思います!
[2019-02-02]